今回の評論はキッズ・リターンです
北野監督「事故後」の初作品ですね。
北野ファンなら既知ですが、事実上の自殺未遂であるバイク事故を北野武さんは起こしてしまいます。
北野さんいわく「目の前に拳銃があれば撃っていたし、電車だったら飛び込んでた。バイクだから良かった」とのこと
ビートたけしのバイク事故退院会見映像 動画タウン(動画フラッシュ王国) - YouTube
(顔がまだ歪んだ状態での会見。)
これでマスメディアや大衆は「もう北野は終わりだな・・・」という空気が漂います。
そこで、キャリアの喪失を若者2人にさせ、「あなたはどう思う?」という問いかけを持ちかける映画をこのタイミングで発表したわけですね。
ぜひ、ネタバレなどあまり見ずに見てください。そして最後!あの2人はどうなるのか。自分で考えてみてください。
以降ネタバレ込みトリビア
ちなみにEU圏でこの映画を上映した結果。満場一致で評論家達は「あの2人はもう一生取り戻せない」という結論に出たらしいです。
EU圏では一度キャリアを喪失した人間は一生スラム暮らしだったり、ホームレス生活になるものなので、そういう解釈になるんだとか。
最強のふたりはそういう映画ですよね。
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(スラム出身の黒人と、全身まひの障害者の絆を描く話)
この映画、原題が「アンタッチャブル」触れてはいけない者、なんですよね。
つまりキャリアもどん底のスラム出身の男と、障害者という世間にとってタブーな2人が友情を持つ物語なので、原題がアンタッチャブルな訳ですね。
余談終わり。