色々文章の勉強もかねて書く所

文章を上手く書けるようになりたいので、文章の練習に使っているブログです。2015年頃の初期の記事は適当な物も多いです!ごめんなさい!文章の練習にここを使わせてください!

ダークソウルⅢの短めのレビュー「僕たちはローリングで避ける事しかできない」

steamでレビューを書いたら長くなったのでブログにコピペしておきます。

 

「このゲームに高評価をするべきか」について非常に迷った。

クリアしてから1年と半年。自分なりの立ち位置を書いておこうと思う。

まず。このゲームの「ローリング回避の無敵で避けるのが基本」というゲームスタンスは大嫌いである。

もちろん重厚な世界観。BGM。アニメーションやエフェクト等のクオリティの高さは手放しで評価できる。

しかしながら。このゲームは「ローリングの無敵フレームで避ける」事しか許されていない。

ボスの攻撃力が高いので、いくら装備を固めようが、HPをステ振りで強化しようが、せいぜい3発で死ぬのを4回~5回で死ぬぐらいに防ぐ事しか出来ない。

服の装備の属性カットなんぞあってないようなモノだ。

いくら重装備で歩くのがやっとな装備にしても、裸で3発耐える技を5回耐えられるようになるだけ。何の解決にもなっていない。

「なら物理カット率100%の盾で守りながら戦おう」僕はそう思った。

しかしこのゲームはそれすら許してくれない。ほとんどのボスの攻撃に属性が付いているからだ。

そしてラスボスの「盾持ちでクリアとかさせないんで」と言わんばかりの連続攻撃&属性攻撃。

それでも僕はハベルの大盾で守りながらクリアした。

ダークソウルはアクションRPGである。

ならば「軽装備で避ける」とか「重装備でごり押す」とか「中装備でバランス良く」などといった「ビルドの構築」の柔軟性を設けるべきだと思う。

しかしながら。このゲームではそこに自由など無い。ただ軽装備にしてローリングの無敵で避けるだけだ。

少なくとも僕にとっては「それはダークソウルとしては正しくないだろう」と思わざるを得ない。

そういったアクションRPGとしての柔軟性を欠いた「ローリング避けゲー」以外の調整も出来たはずである。

まともな調整なら「避ける攻撃は避けて、避けられない攻撃は盾で受ける」みたいな戦略選択をボスに練る楽しみだってあったはずである。

しかし、このゲームでやるべき事は、ただ武器の振り始めを目で見ながら、タイミング良くローリングのボタンを押すだけ。

僕は断じてこんなゲームデザインは認めたくない。

・・・のだが「それでも割と普通に楽しい」のである。このゲーム。

前述した部分は破綻しているが、それ以外は割と筋が通っているゲームデザインで普通に遊んでいて楽しい。

ので「怒りたいけど全体的には良いのでなんだか怒れない」のである。

筆者は深淵の監視者のエフェクトを見て、あまりのカッコよさにシビレて。ラストの音楽の演出に鳥肌を立てた身である。

演出。音楽。世界観。何もかもがエモーショナルで感動的だった。

このゲームを評価するなら「カッターナイフの傷の付いたダイアモンド」という表現を使わせて頂こうと思う。

アクションRPG」としてではなく「アクションゲーム」として。セール時なら買いです。

ただ。ローリングの無敵で避けるスタイリッシュゲーはもうこの1作で十分だと思います・・・