最近見たアニメ映画４作の短評　メトロポリスとか風魔一族の陰謀とか

手塚タッチの作風でぬるぬる動くキャラクターと大友克洋（脚本だけらしいが背景美術がものすごい大友タッチ）風の機械とパイプ系の背景が光る良質な作画アニメでした。

世界観は黒人奴隷のメタファーの様な機械達とそれに労働力を奪われたレジスタンスの構図はとてもよく出来ていたと思います。メカ刑事のペロがあるシーンで口にする「なぜ暴力を解決の手段にするのですか？」という問いかけのシーンは秀悦。あの辺の下りは「そこなんだよな・・・」っていう返しのやりとりも良い。

ただやっぱりケンイチの声が物語のシリアスが進行して、声の実力が必要になっていけばいくほどダメになっていく感じはきつい。完全にケンイチの声で萎え萎え。

ストーリーはまあ丸く収まってる方だと思います。少年と少女の物語という土俵でジブリには勝てないワケですから、この辺で上々でしょう。

作画は背景美術もぬるぬる動くキャラも最高。ヒョウタンツギやある男が殺されるシーンでうっすらロウソクが頭に出たりとか小ネタも効いてる！ケンイチの声はネックだけど十分な傑作だと思います！オススメです

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（違います）

作画目当てに原作本もアニメシリーズもノータッチながらも鑑賞。

最初はナイトメア・ビフォア・クリスマス的キャラ頭身に翻弄されながらも、ハイクオリティな作画に痺れました。

妖に取り込まれるシーン・コレクターが嫉妬に渦巻くシーン・VS館の主の精神世界etc...等など歪みあるダイナミックな作画が拝めました。特にウサギと格闘するシーンであるカットになると物凄い大平晋也っぽくなるシーンはモロすぎて笑いました。

作画的価値はしっかりあったのでオススメ、原作知らなくてもオッケー！（なはず）

今石洋之さんの80年台アニメへの愛情を込めながらロボットアニメとして前代未聞のインフレ・ゲームを展開する作画アニメ。

今石＆吉成曜コンビの作画がGOOD。

ロボアニメファンならまあ見ておいて損はないかと

・ルパン三世風魔一族の陰謀

うん、声優はともかく面白かった。

映画のシーンの多くがカーチェイスシーンに割り当てられていてカーチェイスがカリオストロリスペクト満載のカットで素晴らしい！

声優さんは頑張ってるけどやっぱり存命の時代に他の声優陣に変更するのはヤボだなーと思いました。塩沢兼人さんは頑張ってましたけどね

しかしルパン三世のスペシャルモノではトップクラスの面白さの作品がよりによって声優陣変更とは悲しいものですね・・・

まあ声優陣はネックになるかもしれないけど、ルパンものの中ではカリオストロに最も近いのでは？と思う名作でした。ぜひご覧あれ。

最近見たアニメ映画はこのへん。もっと見てみようと思うワタクシでした

ではまた

色々文章の勉強もかねて書く所