というわけでフランシス・フォード・コッポラのゴッド・ファーザー!
追記:解説という事で見にきてらっしゃる方が多いようですが、どちらかと言うと余談に近い記事になってしまっているので、ストーリーや相関図に非常に優れたファンサイトを置いておきます。誰が死んで誰が裏切ったのかさっぱりわからん!という方はまずはこのサイトへ
ゴッドファーザー罪と罰 The Godfather crime&punishment
ゴッドファーザー コッポラ・リストレーション ブルーレイBOX [Blu-ray]
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あらすじ:取引の際中にドン・コルレオーネについうっかり口を出してしまったトミー。トミーの発言のせいで取引相手のギャングがコルレオーネのドンの力が弱まっていると思われ、コルレオーネファミリー解体を目論む暗殺未遂が行われてしまう。コルレオーネが衰弱する中、最もギャングの縁から遠いマイケルが敵ギャングの暗殺を立候補する・・・
とまあこんな感じのマフィア映画。
とにかく撮り方とキャスティングが素晴らしい。薄暗い照明の中で照らしだされるファミリーの面々の姿は官能的な光景を感じさせてくれます。
キャスティングも匠ですね。実在感と個性の両立をきっちりと成り立たせてくれます
180分と長編ですが、脚本の濃度は超濃。何度か鑑賞しないと誰が殺されたのかわからないなんて事も・・・
オーディオコメンタリーで監督は「元々2時間45分の映画だったから編集して2時間20分まで縮めたけどプロデューサーに戻せって言われたから戻した」と口にしているため、長いという印象を持った方はあながち間違っては居ないと思います
この頃マイケルを演じるアル・パチーノのかなり若手で、多少スタッフの面々からナメられていたそうですが、例のレストランでの演技で誰もアルを否定しなくなったそうですね。
The Godfather - Louis' Restaurant Scene - YouTube
(焦りや決意などの感情が徐々に昂ぶっていく男の演技を目だけで表現した名シーン。このシーンでアル・パチーノの演技を疑うものはいなくなった)
ちょっと最初が長めではございますが、撮り方:役者:脚本:と三本完璧に揃った傑作ですのでぜひご覧ください。