ゴッド・ファーザーパートⅡです。
ちなみに配給会社から「タイトルはⅡじゃなくて副題にして欲しい」という意見がありましたが、コッポラ自信の意志もあり、Ⅱにする事ができました。
コルレオーネの昔話とマイケルのベトナムでのエピソードが交互に展開されていきますね。
中盤のフレドの裏切りにより、「裏切り物は殺せ」というファミリーの掟の中でマイケルは「実の弟を殺すなんて・・・」と混迷する事になります。
[マフィアとしてのファミリーと血縁のファミリーの板挟みに遭ってしまうわけです。]
また、妻であるケイの流産をきっかけに、結婚上のファミリーにまで亀裂が生じてしまうという泣きっ面に蜂状態。俺もこんな目には遭いたくないですね。
フレドの処刑が終わり夕暮れのベンチに座るマイケル。その顔はどこか不安で、破滅を象徴させるような表情をしながら映画はエンドロールへ流れます。
フランシス・フォード・コッポラ自体は「この映画のラストでマイケルの破滅は十分予期されているし、続編は作る必要はないと思った」とオーディオコメンタリーで語っております。
ところが続編を作らなければならなくなったんですね。それだけ彼のキャリアはどん底にまで落ちていたんです。
地獄の黙示録とゴッド・ファーザーⅡ作以降は全く泣かず飛ばすで、彼のキャリアはボロボロでした。
そしてⅡの劇場公開から19年後。ゴッド・ファーザーパートⅢが作られるワケですね。
それはまた次回ということで。