ブログのタイトルを僕が超大好きでマイベスト10位の中でトップクラスに入る傑作、悪の法則にちなんで、映画の法則というタイトルに変えてみました。では評論行きましょう。
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うおー!もうジャケットだけでも最高だー!
色んな面でこの映画大好きなんです。哲学的な主張。クライムサスペンスとしてのクールさ、救われないストーリー。キャスティング、この映画の言わんとしている事の全てが大好きですね。
ただちょっと説明の難しい映画ですね・・・ちょっと映画の概要について説明してみましょうか。
概要:不条理をテーマに、「悪」に振り回される弁護士を描く。
不条理の形を無慈悲かつ容赦無い「温度」で描いていく・・・
哲学的な主張:マルキナの「真実に温度などない」というセリフから、悪という世界、というより悪を含む世界全体の無常さや悪と平穏な世界のボーダーラインなど存在しないという考え。「法則なき悪の法則」というあまりに不条理すぎる世界。そしてその世界と我々の平和な世界に鏡界線などないという事。
クライムサスペンス:とにかく色彩も衣装もクール。劇伴も素晴らしい。不吉さの膨張が広がっていく感覚が味わえる。ハビエル・バルデム演じるライナーが殺された後、追い剥ぎがたかるシーン。ブラッド・ピットが殺されるシーン。
とにかくこの映画の言おうとしている「世界」が大好きですね!
ここでマルキナさんの名言を1つ
(マルキナ:チーターのタトゥーをしている。この映画の中では狩るものというメタファーになっている)
とにかくかっこよくて哲学的なクライムスリラー悪の法則、ぜひご覧ください。
おまけ、宇多丸さんの評論。名評論