どうも。
どうやら世間では「うっせえわが非行を助長する」という意見もあるようです。
ので、今回は「うっせえわが非行を助長しない理由」について書いていきます。
・そもそも音楽は自分の思想に照らし合わせて酔う特殊な創作
そもそも音楽は「自分の感情に照らし合わせて酔う」という極めて特殊な楽しみ方がスタンダードになっている特殊な創作物です。
例えば多くのJ-POPが「苦しいけど苦難乗り越えて仲間と共に扉開けよう」だの「あなたのことがスキスキ」だの「失恋かなしいナリ」の3パターンぐらいしか無いぐらいの歌詞が圧倒的多数派なのは「その方が多くの人間の守備範囲に歌詞が入るから」に他なりません。
僕が音楽について印象的だと思った話は、英語の曲ばっかりかけてたクラブで日本語の曲を流したら「そんな事したら歌詞がわかっちゃうじゃん!」とブーイングが入った話です。
日本の音楽を聴く最大のマジョリティは歌詞とメロディしか聴いてないというのは確定的な事実なので、うっせえわはあくまで歌詞の射程範囲を絞って打った弾に過ぎません。
漫画なりアニメなりは「主張があってそれを受け取る」というメディアですが、音楽は多数派の人間にとって自分の感情を表現するためのツールでしかありません。
音楽は世界を読み取る創作ではなく、自分の世界を表現するための特殊な創作です。
なのでうっせえわでイライラを爆発させている子供は、現実問題だったり家庭だったり学校社会だったりの自分の感情に照らし合わせてるだけなので、うっせえわは非行を助長する要因にはならないのです。
音楽ってこういう楽しみ方が圧倒的多数派だから、批評が難しいんですよね。自分に照らし合わせて酔う様子を文字に起こしても批評にならないし、歌詞とメロディ以上の批評になると9割の人間がついていけなくなるから無理ゲーという・・・
10割の人間に通じる音楽の批評。ハウツーが欲しいので知ってる方教えて下さい。
終わり。