※この記事はカタシロのネタバレと、ちゃげぽよさんのセッションのネタバレを含みます。
というワケで、ちゃげぽよさんのカタシロに史上最高傑作級に感動を覚えた話をしたい。
ちゃげぽよさんのカタシロは「ヒーローになれない僕ら」というテーマが打ち出されていて、非常に感動的なシナリオだった。
今までのカタシロを見て「おおぉ~」と感動する機会はあったが、多少の個人的な違和感を感じていた。
・みんな簡単にヒーローになってしまう。
今までカタシロのセッションでは、みんなあっさり簡単に「ヒーローになれるか?」という問いに多くの人間が葛藤無く「YES!」と答えていた。
僕はそこに違和感があった。人間はそんなに簡単にヒーローにはなれないだろ。と。
例えば、コンビニで会計を済ませてコンビニから出た後、すれ違いにナイフを持った強盗が入ったとして、その男と対決できるだろうか?
「自分が大事」というエゴを人間は克服すべきタイミングですんなりと克服できるだろうか?
僕はそうは思わなかった。
だからちゃげぽよさんのセッションで号泣した。
人はエゴを克服できない。自分が大事という気持ちを克服できない。正義のために自分が大事という倫理を超越する事は叶わない。だから僕たちは今もこの現代社会で苦しんでいる。
ちゃげぽよさんのセッションで「人はエゴを簡単には克服できない」というメッセージ性に着地した時、号泣した。
でも、ちゃげぽよさんの「ごめんね」という言葉通り。「エゴを克服できないとしても、人は他人に優しくしたいと思う。エゴを克服して、他人に優しくしたいと思ってしまうのだ」とも感じる。
僕たち人間はエゴを克服できない。じゃあどう生きる?
そう自分に突きつけてくれた。最高傑作のエンディングだった。
皆さんもぜひ見て欲しい。ネタバレの記事だけど。