今回は4作目、ソナチネです。
(ちなみにこのポスター、本当は本物の魚で取る予定だったけど、諸事情で魚が手に入らなかったので模型にモリを刺してるそうです。)
あらすじ:北野演じるヤクザ一行が沖縄でヤクザの抗争が起きそうなので仲介をしに行ってくれと組長に言われ沖縄に行く、しかしそれは罠で・・・)
北野さんが最後の作品にするつもりだった作品であり、そのため「好きなテーマで好きな様に撮ったと」語っています。
久石譲さんの音楽が素晴らしいですね。ちゃんと映画の意図を汲み取っています。
事故後の作品であるHANA=BIとテーマが似ていますが、こちらは非常にドライな描写になっており
ドライさのソナチネ・ウェットなHANAーBIという対比で見ると面白いですね。
黒澤監督の「生きる」に並ぶ、死にたくなった時に見るべき傑作です。ぜひご覧あれ
・相撲のシーンは脚本に「浜辺で相撲をやる」としか書いてなかった。事故前の作品はいつもこんな感じで、現場で紙に脚本を即興で書いて役者に渡すほどアドリブが多かったそうです。