今石洋之さんの処女作。
処女作にして彼の「エンタメ論」がわかる映画だった。例のドリルから例の食事方法まで下ネタ全開で、荒唐無稽なストーリーをジェットコースター風味で突っ走っていく様は、まごうことなき「今石イズム」であった。
僕の大好きな小池健さんが序盤のVSパトカー編の作画に関わっており、そこも個人的には嬉しい所。
今石洋之ファンなら間違いなく必見。レンタル版のDVDにもコメンタリーが付いてるのでレンタルでもOKです
LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標 [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2014/11/28
- メディア: Blu-ray
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僕の大好きな小池健さんの短編
小池さんが得意の「アメコミ影」を封印し、テレコムと協力しながら頑張った結果「初代ルパンっぽくなる」という科学反応が発生し、ルパン作品の中でも特殊なOVAになったと思う。
作画のクオリティは絶対保証。線の数が多いタイプの作画なのでこってりしていて油の乗った良い肉を食べている気分になれる。
とっても面白いんだけど、やっぱり短編じゃなくて長編で見たかった。設定資料集の内容が濃いだけにもったいない。もちろん続編希望。
アメコミ影全開の小池健さんも良いけど、小池さんは作家性を抑えても何かしらの良い化学反応が起きる面白い監督だなーと思う1作でした。
今後も小池健さんに関しては熱心にフォローしていくつもりです。次元大介の墓標。ぜひご覧ください。