本編では何が起きているのか全くわからない。しかし裏にはきっちり設定があり、調べてようやく謎がわかるというなんとも不親切な作品が2つありましたのでそちらをご紹介。
あらすじ:夢遊病持ちの主人公の目の前にウサギが突如現れ「後数週間で世界は滅亡する」と告げられる。主人公は世界を救おうとその謎を解こうと模索する・・・
ちょうど分かり易い解説サイトがあったのでご紹介。
サクッと纏めると、未来人のミスによって主人公がいる世界が「滅亡する予定の世界」に移動してしまった(ちょうどシュタインズゲートの世界線の様な感じ)ので、未来人が色々主人公をほのめかしながら、世界を救う能力を持った主人公が世界を救い、元の世界線に戻ります。ただし、元の世界線では自分の部屋に飛行機が墜落するので、死んでしまうというお話。
しかし未来人という設定もなんの説明も一切なく、この後ソフト化された際のオーディオコメンタリーでようやく真実が判明したわけです。
なんと不親切な。
そんな不親切極まりない名作が他にもあるわけです。
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そう。ご存知エヴァンゲリオンです。
多くの設定がありながら、TVシリーズでは主人公シンジの葛藤にのみフォーカスが当てられ、何が起きているのかもわからず事態が進行していき。何が何だかさっぱりのままこの作品が終わりを迎えてしまいます。
しかしそんな作品にもキッチリとした設定があり。ゲーム「エヴァンゲリオン2」の設定資料にてようやく事態の全貌が明らかに。
PSP版エヴァンゲリオン2 機密情報集 ‐ ニコニコ動画:GINZA
(超の付くネタバレです!)
こちらもサックリ纏めると、宇宙人が生命の素をばら撒いたら。同じ星に2個生命の素(使徒と人間)が落ちちゃったんで、ケンカする羽目になりました。
で、なんか人間側は神を見つけちゃったんで、人類補完計画という人間の進化プロジェクトを進めます。
シンジ君はつゆ知らず。周りの人に罵倒されながら頑張りますが失敗して、シンジとアスカがアダムとイブになりましたとさ、終わり。
というのがTVシリーズ~旧劇場版までの流れです。
TVシリーズから映画まででどう全体を理解しろと?
と言いたくなってしまう「設定隠し」ぶりですね。
そんな説明不足な2作を挙げてみましたが、わからなくても作りが良いので面白いです。ぜひご覧ください。そして全部見た暁には設定資料を探しましょう。
こういった作りは監督の一人よがりとも思ってしまいますが、それでも見る側に「知りたい!」と思わせて、見る側が作品に歩み寄るのは作品に魅力があるからでしょうね。
エヴァンゲリオン新劇場版も全部ケリが付いたら設定資料なりどんな頓挫があったのか?(トレイラーの次回予告が全く当てはまっていない辺り、頓挫があったのは明白)全体の説明をする書物を出していただきたいですね。
エヴァはとりあえず次回で終わって欲しいなぁ・・・
ではまた。